含胸抜背
胸をくぼませて、背中を緩ませる状態です。
ブルースリー氏がよくとるポーズですが
(ブルースリー写真集から引用)
胸を張らずに背中を広げる様な状態です。
空手の稽古で使うビックミットの内側の様に
中心を窪ませます。
(瓦の内側みたいな感じです)
背骨は真っ直ぐの状態で行うので
猫背ではありません。
先に説明した、沈肩墜肘と抜骨を合わせてた様な感じです。
胸を張って、背中を縮めると
一見 力の入った良い姿勢の様な感じですが
腰も反り
余分な筋収縮で身体が固まり、動きにくい状態でバランスも崩されやすいです。
次の動作に移行する時や
強い力を出す等は
身体が緩んで、しなやかに身体の中心から力を出す為に
肩の力を抜き、動作の時に肘を下げる
『沈肩墜肘』
上腕骨(腕)と肩甲骨が一致して動く
『抜骨』
胸をへこませて、背中を緩める
『含胸抜背』
(ブルースリー写真集から引用)
やり方は、胸骨の位置は変えず(後方に移動させない)
で広背筋で肩を下げながら
全鋸筋で肩甲骨を固定しながらな前に動かす(後ろから見ると肩甲骨が離れて行く感じ)
身体の前でバランスボールや大きな木を抱き抱える感じです。
なるべく大胸筋は緊張させずに広背筋を意識して下さい。
注意
僧帽筋上部が優位に働くと、肩が上がり『巻き込み肩』になるので気を付けて下さい。
強い身体ですから、クライマーさん武術家やアスリートにも効果的です。
武術では、懐を深く保てます。
クライミングでは
悪いホールドを持っていても身体の前に空間を作りムーブが起こしやすい。
スーポーツでは
上肢が体幹と連動しているので腰からの力が伝わりやすい等
是非、チャレンジして下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽